表現で客層が変わる

表現と客層

宅配ずしの石川屋様のGWチラシが完成してました。今回は初めて取引させていただく会社様で制作期間が撮影を含めて一週間。そしてお店の営業の合間を縫ってのうち合わせでしたので結構バタバタしてしまいました。

最初に以前まで別の会社で作成していたチラシを拝見させていただきました。正直言って僕の思っていたお店のイメージとはだいぶかけ離れたデザインのチラシでした。

ざっくりいうとパチンコ屋さん風のデザイン。コテコテキラキラした感じでのチラシでした。ちょっと疑問に思ったので、

ぼくは「このチラシで売れるんですか?」って問いかけてみました。

そしたら、「ええ、そんなに反応は悪くないですよ。」って答えが・・・。

内心これでも「売れるんだー」って不思議に思いました。結局のところお客様がチラシのどの部分にフックがかかって購買に繋がるかってことなんで、このチラシの場合は表現にフックがかかったわけでなく、文字情報でフックがかかったのかななんて思いながら話を聞いていました。

表現をプラス(変更)してみる

今回、お客様の要望が「表現を変えたい」という事でしたので、紙面の印象を僕が持っている石川屋さんのイメージになるべく近づけて見ようと思いました。

という事で思いついたのが写真の角度(構図)を変えてみる事。実際にできたチラシがこれ。

宅配ずしのチラシでよく見かけるのは斜めから撮ってボリューム感を出すという表現。

でも石川屋さんのお寿司はお店で寿司を握っている職人が一貫一貫丁寧に握って箱詰めするスタイル。その丁寧な仕事と寿司の存在感をなんとかアピールできないかと思い、寿司自体を真上から撮影することにしました。

さらに、裏面はこどもの日と母の日が近いという事もあり、ガラッと紙面の表現を変えて白ベースで子ども向けの優しい雰囲気で表現しました。

そして写真とともに重要なのが「キャッチコピー」。このコピーもタイピングするものと手書きで表現するものでは「伝わる力」が違います。

そこで登場するのが、当社スタッフ:ニックネーム「ショウちゃん」の筆文字

ポイ
あっ ショウちゃん。こんな手書き風の文字書ける?

ぼくは、半分冗談のつもりで聞いてみた。そしたらショウちゃんが、

しょうた
あっ 書けますよ。
ポイ
えっ 書けるの?

こういう筆文字はフォントとして売っているけど、かっこいいフォントはどれも結構な値段がする。

おまけにフォントの大きさのバランスも大事なので、正直今まではこの手の表現を諦めていた。というか避けてきた。

それで実際に書いてもらった字がこれ!!

うーーーーん。なんかいい感じ!! まじでイケてるって思った。

もうこの表現が自社でできるようになったって事が最高に嬉しい。

ほんとこれさえあれば、僕のテンションMAX!!

今回はこれの他にもう一種類のチラシも作らさせていただきました。

5月3日・4日に愛知県半田市の亀崎地区で行われる潮干祭に合わせた専用チラシです。

表現で客層が変わる

販促物の表現を変える場合は、ごろっと客層が変わる場合があります。効果がプラスに転じる事もあれば逆にマイナスに転じる時もあります。

また、地域の特性などもあってこういうイメージ色の強いチラシよりも単純に金額やボンボン載っていたり、クーポンなどが付いているバーゲンセール的なチラシの方が反響が強い地域もあります。

反響(数字)だけで見ると減ったと思ったチラシも売上金額自体は伸びているという事もあります。

でもよく考えるとこの反応の違いは、主に客層によるものなのでこの表現が良いとかダメとか言う問題でなく、その地域、そのタイミング、客層にマッチしただけだと思います。

だからただ単純によそで成功した事例を持ってきて真似してみたり、とかとにかくよそより目立たせたいとかいう表面的な感覚でデザインするのではなく、狙ったお客さんに対して「どう伝えるか」という事を意識して制作する事が大切だと思っています。

今回は、ちょっと突貫工事だったので表面的な表現にしかこだわりませんでしたが次回もう少し余裕があったら、もう少し楽しみを取り入れながらじっくり考えて制作できればと思っています。