昨日は、お手伝いさせていただいた冊子の出版記念パーティーにお呼ばれしました。この本は、新聞にも取り上げていただいた本で著者がずーっと欠かさず書いてきた絵手紙をまとめて一冊の本にしたものです。

絵手紙集「わたしの好奇心」

ただ、普通の絵手紙集と違うのは絵手紙と返し文がワンセットになって記載されていること。

幼なじみだった二人の男女が80歳になった今でも手紙を通じて交流を深めている。そのやりとりが一つの恋物語のように感じるそんなほっこりした本です。

2016年10月4日 中日新聞掲載

著者樅山さんとの出会い。

樅山さんは御年80歳、地元の名家で商工会議所の会頭をやられたり、藍綬褒章を受賞されていたりとぼくとは住む世界が違うお方です。お宅にお邪魔すると銀行のお偉いさんがいたり、議員さんがいたり、料理人がいたりとなにかといつも驚かされます。

そんな樅山さんと僕をつなげてくれた方は、あるおじいさん。この方も地元ではそれなりに影響力を持っている人です。

このおじいさんとは、ある仕事がきっかけで出会うことになるのですが、仕事を進める上で常に値引きを要請してくる方でしたので「なんか嫌な人だな」って思いながら接していました。

そんなある時、ちょっと無茶な注文をしてきたのでついに僕はキレてしまい、そのおじいさんとケンカに。

もうこれで縁が切れたかな・・・って思ってたらひょこりまた会社に顔を出してくれました。

その時ぼくは、「あっ この人、本当はいい人なんだな」って思いました。それからはお互い思ったことを口に出せる仲になり、今では当社のトップセールスマンっていっても過言ではないほど仕事を持ってきてくれます。

そんなおじいさんの紹介で知り合った樅山さんもはじめはやはりとっつきにくかった。ずっと上の立場でやってきた方なのでなんせ「我」が強い。

会った当初の打ち合わせで言われたことは、

樅山さん
仕事はあげるけど、あなたがぼくにあわせるんだからね

の一言。

この言葉を聞いた瞬間。「めっちゃやりにくそーー」ってのが率直な感想でした。

そんなこんなで仕事の話が進み、ある時僕が写真撮影もするって話になって樅山さんから

樅山さん
写真撮るんならちょっと撮ってみてよ

って言われました。

樅山さんは現役の学生(京都造形芸術大学)で油画の勉強をされています。その大学の課題作品のイメージをつかむために写真を撮ってくれと言ってきました。

それからたびたび携帯に電話がかかってきて

樅山さん
おい 今あいとるか。ちょっと来てくれんか。

って感じで呼び出されては自宅に伺うって事を何度かしていました。

そんなある時、樅山さんが

樅山さん
この絵どう思う?

って僕に聞いてきたのでぼくは、

ポイズン
なんか圧がすごくてめちゃくちゃ激しく訴えかけてくる物がありますね

って答えました。

そしてその後に、

樅山さん
じゃあ わたしの絵はどうだ!!

って聞いてきたので

ポイズン
うーん。なんか立体感に欠けますね。ぐわって感じがないっす。

って答えました。

後で聞いたら最初に見せてくれた絵は高級車1台分くらいする絵だということがわかりました。

この発言をした直後に樅山さんの僕に接する態度が変わったように思えます。

「おう、そうか・・・・」っとにやっと微笑み返しうれしそうに言ってくれた言葉が、

樅山さん
今度、この部屋(画廊)にコーヒーメーカー置くからいつでも飲みに来なよ

って言葉。

形だけの言葉なんていらない

僕が、「ポイズン」って名乗っているのには訳があります。そのポイズンは「毒舌」からきてます。

形だけの褒め言葉はきらいです。そういうことばかり言っている人の話は信用できないって自分が思っているから。自分はなるべく本音で語ろうって思ってます。

もちろんそれは相手を傷つけるための言葉じゃなくて相手のために。

そして、こういう影響力を持った人の周りにはそれに群がるためにいろんな人たちが集まります。もちろんそういう人たちの話す言葉は褒め言葉が多い。

以前テレビでAKB48の指原莉乃が言ってました。

指原ちゃん
私結構偉い人にタメ口きいちゃうんですよ。でも本当に偉い人ってたぶんそれがとても新鮮で心地よいんですよね。

今回のパーティも本当は名古屋で800人くらい呼んでやるつもりだったらしいけど本当に気のあった仲間とやりたかったとおっしゃってました。

影響力に群がるんじゃなくて、影響力のある人に認めてもらうにはどうしたらいいのかって考えるほうがいい。もちろん自分自身に影響力がつくことがベストだと思う。
嫌われる覚悟も必要

番外編 過去の親父に出会った

このパーティーでもう二つ出来事がありました。

着物を着たマダムから突然声をかけられました。

マダム
あのーー。苗字は中田さんじゃないですか?
ポイズン
あっ 違いますけど。ぼくは岡本です。
マダム
あれーー、お父さんって昔名古屋で働いていなかった?

そういえば親父は昔、名古屋で働いていたなぁー。

しかも親父は養子で昔の苗字が中田だったことを思い出した。

ポイズン
あっ そうですね。名古屋の丸善っていう本屋で働いていましたけど・・
マダム
ええっ・・・そうだよね。私もそこで働いていて、なんかそっくりな人がいるって。40年前のことだけどなんか鮮明に思い出しちゃって・・

その後、あまり聞いていなかった昔の親父の話を聞いた。

どこにどんな出会いがあるかわからない

なんか人ってどこでどうつながって行くのかわからないなってその時不思議な感覚に陥りました。このパーティーはぼくとはだいぶ年齢のかけ離れた人たちばかりで初めはなんか場違いじゃないかって思って不安だったけど行って良かったなって思いました。

 

もう一つの出来事は救急車を呼んだこと。これはちょっと伏せときます。