本音で物申すって事-ドラマ「校閲ガール」

今クールでとりあえず僕が一番面白いって思えるドラマは「地味にスゴイ!校閲ガール」。家売る女といい、日テレは今、ちょっと変わった女子にスポットを当てていて面白いドラマを連発している。

主人公:石原さとみ演じる河野悦子は、とってもポジティブな人間でかつ、言いたいことを直球で相手にぶつけるタイプの人。

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面接を受けている河野悦子
今回の舞台は出版社。念願のファッション雑誌の編集部に入社するために何回も何回も同じ会社の面接を受け続け、やっとの思いで入社できた河野悦子。

河野悦子は、ファッション誌に関してはオタクとも言えるほどの深い知識と好奇心を持っていて面接の際もそのことを積極的にPRしてた。しかし、配属された部署は「校閲部」というとても地味な作業を行う部署でした。

校閲とは(校正との違い)

「校正」が表面的な誤字や整合性を確認するのに対し、「校閲」は文章の内容にまで踏み込み徹底的に調べ事実の整合性まで確認する作業を言います。

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河野の先輩(右の女性)が、なぜ河野を採用したのかを上司に聞いている場面
先輩
河野さん、漢字読めてないし、誤字脱字はチェックできてないし、なんであの人採用したんですか?・・・

上司
あのね、面接の後にちょっと街中で河野さん見かけたんだ。その時気付いたの。あの子気になり出したらとことん調べるタイプなんだなって。そうゆうのってこの仕事に一番大切なことだと思わない。

やれることでなく、適正が大事

上の会話から、面接で人を見極めるには今現在のその人のスキルではなく、その人がどういう人物(性格)なのかということもとても重要だということをこの会話の中から伺えます。

例えば今あるスキルがずば抜けて優れている人(ヘッドハンティング的な採用)ならそのスキルが欲しいということで採用するのもありかと思いますが、一般的な採用はそうではないことのほうが多い。

僕自身も最初の採用の時は、今まで何をやってきたのか、何ができるのかを確認して自社でどう役に立つのかということだけを見て採用しました。当時は性格なんていくらでも猫をかぶれるし、見破れるわけないと思っていた。

しかし、採用してしばらくするとその人の成長具合や職場の雰囲気そのものに違いが出てくる。いくら能力が高くてもその場の環境に合わないで雰囲気を悪くしてしまう人。逆に能力が低くても周りから助けられ、お互いを励まし合うといういい環境を生み出してくれる人。

その人の仕事への適正、そして環境への順応性を考えて採用すべきだと今では思っています。

その人を生かすも殺すも環境

河野悦子は年齢や立場を気にせず、言いたいことをズバズバ言うタイプです。入社したばかりなのに先輩や上司、さらには人気作家にまでズバズバ物を言う。ただ河野は間違ったことは言っていないし、ドラマの中では確実に周りの人たちにプラスに働いている。

多くの人たちが、「あんなこと言ったら普通怒られるよな。」「なんかこの人全然気遣いできない空気の読めない人なんだな。」って思いながら、まあこれはドラマだから・・・なんて思いながら見ているのだろうし、普段口に出せないことを代弁してくれている「スカッと感」がウケているのだと思います。

でも本当はドラマだからってことじゃなくて「周りの人が素直に河野を受け入れているという環境」。みんなが河野はこういう人だって認め、その毒を薬にしてしまっているところがすごいなって思います。

悪口と毒舌の違い

ぼく自身も河野によく似た部分があり、結構思った事を口に出してしまいます。自分の中では悪口を言っているつもりはなく、ただの「本音」。顔にまで出てしまうのでもう嘘のつきようがありません。

そんな毒舌(本音)にも色々な言い方があるかと思います。そんな中でぼくが意識している毒舌は「建設的な悪口」。

例えば、

悪口「この肉いまいちやな。・・・こんなんに金出せんわ。」

毒舌「この肉あかんわ。・・・せめて鉄板に乗せてアツアツで出してくれれば美味しくなるのに。」

こんな風に必ず、その人のためになるアドバイスをつけて話すとたまには薬になるかって思いながら話をしているつもりです。

本音で物申すって事

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人気作家に物申す河野
時には、自分より立場が上の人に本音で物を申すとそこが気に入られ、ビジネスが広がる事もあります。ぼく自身も今までそういう経験をしてきたし、本音を言って失敗した事も多々あります。ただし、器の大きい人ほど受け入れてくれ、それをきっかけにより親密になれたりします。

本音で物申すって事。正直言って嫌われます。時と場合によるかもしれませんがたまには必要かと思います。

ぼくがポイズンって名乗ってる理由はこんなことです。
ただカッコつけてみたとか悪役気取りとかで名乗ってるわけではありません。自分では気づいていない自分を注意してほしいし、逆に気づいた事は教えてあげたいと思っている。ただそれだけです。